“棒切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうき41.7%
ぼうきれ25.0%
ぼうぎれ16.7%
ぼうぎ8.3%
ボーブル8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう一は、棒切ぼうきれをきがして、あなをつついてみました。おくほうに、ちいさなしかのつのかたちをしたものが、ちょっとえています。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふと、一人が足を入れかけると、いきなり真っ暗な闇の中から、皿や、茶碗や、炭や、棒切ぼうきれが飛んで来た。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……かはあたり大溝おほどぶで、どろたかく、みづほそい。あまつさへ、棒切ぼうぎれたけかはなどが、ぐしや/\とつかへて、空屋あきやまへ殊更ことさらながれよどむ。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
脇腹わきばらをつついたり、鼻の穴に棒切ぼうぎれをさしこんだりしてみましたが、馬はくすぐったがったり、くしゃみをするきりで、あくびをする気配けはいさえもありませんでした。
天下一の馬 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
をんなこと愁言なきごとふは、たとへば、弄僕あはうめが、ともないつらをして、れい棒切ボーブルをおったてゝ……