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棒切
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ぼうき
ふりがな文庫
“
棒切
(
ぼうき
)” の例文
光
(
こう
)
一は、
棒切
(
ぼうき
)
れをきがして、
穴
(
あな
)
をつついてみました。
奥
(
おく
)
の
方
(
ほう
)
に、
小
(
ちい
)
さなしかの
角
(
つの
)
の
形
(
かたち
)
をしたものが、ちょっと
見
(
み
)
えています。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大空で
迷子星
(
まいごぼし
)
になった竹童は、例の、寝るまもはなさぬ
棒切
(
ぼうき
)
れを
右手
(
めて
)
にもち、左の手を目のはたへかざして、
鷲
(
わし
)
の上から
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あっちへ、
飛
(
と
)
んでいけ。」といって、
棒切
(
ぼうき
)
れへありのついたみみずを
引
(
ひ
)
っかけて、
圃
(
はたけ
)
の
方
(
ほう
)
へ
投
(
な
)
げてしまいました。
木の上と下の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
竹童はいまや必死のところ、
樫
(
かし
)
の
棒切
(
ぼうき
)
れを
風車
(
かざぐるま
)
のようにふって、燕作の
真剣
(
しんけん
)
と火を飛ばしてたたかっているのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これからは竹童も、
鞍馬
(
くらま
)
いらいの
棒切
(
ぼうき
)
れをすてて、一人前の
大人
(
おとな
)
のように、玉ちる
刃
(
やいば
)
で敵にむかうことができる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「どうしたの、
君
(
きみ
)
が
釣
(
つ
)
ってきたのかい。」とたずねました。
木田
(
きだ
)
は、
棒切
(
ぼうき
)
れで
砂
(
すな
)
の
上
(
うえ
)
に
字
(
じ
)
をかきながら
すいれんは咲いたが
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、この
子供
(
こども
)
は、
遠
(
とお
)
くから、この
紫色
(
むらさきいろ
)
の
光
(
ひかり
)
を
見
(
み
)
つけて、わざわざそのところまでやってきました。そして、
小
(
ちい
)
さな
手
(
て
)
で、
棒切
(
ぼうき
)
れでもって
地
(
ち
)
の
中
(
なか
)
から、その
光
(
ひか
)
る
石
(
いし
)
を
掘
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
しました。
はてしなき世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“棒切”で始まる語句
棒切様