“圃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたけ71.2%
たんぼ11.5%
はた7.7%
4.8%
2.9%
ばたけ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おたがいに達者たっしゃで、はたらくことはできるし、それに毎年まいねん気候きこうのぐあいもよくて、はたけのものもたくさんれて、こんな幸福こうふくなことはない。
自分で困った百姓 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、もう奉公ほうこうるには、あまりとしをとってしまったので、自分じぶんは、むらのこってたんぼて、くわをとってはたらくことにいたしました。
赤いえり巻き (新字新仮名) / 小川未明(著)
安心あんしんあそばしてください、下界げかい穀物こくもつがすきまもなく、に、やまに、はたにしげっています。また樹々きぎには果物くだものかさなりってみのっています。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
味噌久みそきゅうのやつが、へ落ちてしまやがった。まっ暗で、引っ張り上げてやろうにも、見当がつかねえ」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およその周り二畦三畦通りもかくのごとくすれば来る事なし、圃の中まで入りて食う事を知らず、米沢の深山中で山農の行うところなり
こめ不作ふさくのときは、こめあたいがるように、くわのあたいがって、ひろいくわばたけ所有しょゆうしている、信吉しんきち叔父おじさんは、おおいによろこんでいました。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)