“たんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タンボ
語句割合
田圃79.9%
田甫8.6%
田畝4.9%
2.6%
旦暮2.1%
反帆0.5%
反圃0.5%
反歩0.5%
田畔0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、十分後に、二人は、もう、田圃を隔てた雑木林の中に分け入つた。朽葉を踏む音が、彼等をただ不安にするだけであつた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
いて、立像だけいてる、と鳥居は、片仮名のヰのつて、に、出口から、田甫いてつであらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
千駄谷田畝を越して、の並木の向こうを通って、新建ちのりっぱな邸宅の門をつらねている間を抜けて、牛の鳴き声の聞こえる牧場
少女病 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
おまえさんは、どうう。そんなにちょうがたくさんいて、どのにも、どの花壇にも、いっぱいで、みつをうばかりでなくみつけたとしたら。
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
「人間は何でも売る物が多ければ多いほど生活がよくなりやすからな。延寿丹も江戸の水も、私の戯作も、みなこれ旦暮の資のためでげす。」
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)
川口へ下ってゆく、高瀬舟や番所船、十反帆の影などが、ゆるゆると流れてゆく合間に、向う岸の四貫島の森から白い鳥群が粉のように飛び立つのが見えた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸川の流を越して目白の高台から早稲田の反圃、また赤城明神の崖裏までが一目に見渡され、西の空のはづれには富士の山影を、燃立つ夕焼雲のあひだに望むことができた。
冬の夜がたり (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
裏田圃とも、また浅草田圃ともいった。単に反歩ともいったようである。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かに夜も昼もはしい夢を見る人となつて旦暮『若菜集』や『暮笛集』を懐にしては、程近い田畔の中にある小さい寺の、きい栗樹の下の墓地へ行つて
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)