寒い日のことさむいひのこと
それは、もう冬に近い、朝のことでした。一ぴきのとんぼは、冷たい地の上に落ちて、じっとしていました。両方の羽は夜露にぬれてしっとりとしている。もはや、とんぼには、飛び立つほどの元気がなかったのです。 昨日の夕方、彼は、この山茶花のところへ飛ん …
作品に特徴的な語句
うえ つち ゆび 旅立たびた 木枯こが ねつ 燈火とうか 見下みお みと はや なか からだ さき ひか つめ たんぼ そと つよ かれ 彼女かのじょ ほう にち あか あたた はな とな した 下界げかい 世界せかい 両方りょうほう 今夜こんや 今朝けさ やす たお 元気げんき ひかり ふゆ 前日ぜんじつ ちから とも くちびる よろこ つち 地面じめん なつ 夕方ゆうがた 夕日ゆうひ 夜露よつゆ 大空おおぞら 太陽たいよう 姿すがた じょう さび さむ ちい 屈託くったく あらし いく にわ かげ おも いき わる かな ひろ 日当ひあ はや ほし はる 昨夜ゆうべ 昨日きのう ばん くも 最後さいご 月日つきひ あさ