“咲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
84.9%
さき4.3%
ざき2.2%
さい1.8%
わら1.4%
1.1%
0.7%
さけ0.7%
0.7%
さか0.4%
(他:5)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“咲”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)20.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あしひきのやまさへひかはなりぬるごときおほきみかも 〔巻三・四七七〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「ああ、りんどうの花がいている。もうすっかり秋だねえ」カムパネルラが、まどの外をゆびさしていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「居ないのかしら。……それに、おさきひとりで留守をしているという尼寺あまでらが、こんな大きなお寺なのかね? ……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何となくときめく心を種としてさきさきたり、桃のこび桜の色、さては薄荷はっか菊の花まで今真盛まっさかりなるに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
時雄はさる画家の描いた朝顔のふくを選んで床に懸け、懸花瓶けんかびんにはおくざき薔薇ばらの花をした。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
ときふゆ小春日こはるびかへざきにもあや何處いづこにかたる。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「此頃は江戸菊えどぎくが大変よくさいているのよ、江戸菊をもって来ましょうねエ。」とお富は首をちょっとかしげてニコリと笑って。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
おくれし信如しんによ待合まちあはして、これ此樣こんなうつくしいはなさいてあるに、えだたかくてわたしにはれぬ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ここに天の宇受賣白さく、「汝命いましみことまさりてたふとき神いますが故に、歡喜よろこわらあそぶ」と白しき。
委巷いこうの曲士のごとし、誠にわらう可き也、と云い、明道何ぞすなわち自らくるしむことかくの如くなるや、と云い、伊川いせんげんを評しては
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
みだれきのなの花に、からだがさわると、ヒラヒラと花びらのちるように、あちこちからチョウチョウがとびだしました。
月夜のかくれんぼ (新字新仮名) / 槙本楠郎(著)
まだ、おそきのさくらのはなが、こんもりと、くろずんだもりあいだからえるのも、いずれも、なつかしいやるせないような気持きもちがしたのであります。
赤い船のお客 (新字新仮名) / 小川未明(著)
秋はここにもくれないに照れる桜の葉はらりと落ちて、仕切りのかき茶山花さざんかかおりほのかに、線香の煙立ち上るあたりには小鳥の声幽に聞こえぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
み割れるような、今の女中の笑い声が揺れて来る。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
○たんぽぽ花さけり三々五々五々は黄に
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
石竹の一花さける冬野かな 桃里
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
おきなさびたるまひがほ、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
朝日の み榮え來て、
お金は十分、通い廊下に藤の花をさかしょうと、西洋窓に鸚鵡おうむを飼おうと、見本はき近い処にござりまして、思召おぼしめし通りじゃけれど、昔気質かたぎの堅い御仁ごじん、我等式百姓に
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さくらはなさくくころには、このてら境内けいだいにもさくらはなくのであります。
女の魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
「爺つぁん、耄碌もうろくしっこなしにしようぜ。木槌山の柳の下に、五万何ぼもえてたじゃねえか。嫌だぜ、おい。」
沙漠さばくよろこびて番紅さふらんのごとくにはなさかん、
さかんはなさきて歓ばん、
わらふ一炉焼返魂 早梅香動出前村
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ともしびのかげに耀かがよふうつせみのいもゑまひしおもかげに見ゆ 〔巻十一・二六四二〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)