“木花咲耶姫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このはなさくやひめ83.3%
コノハナノサクヤヒメ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士のお山のご神体木花咲耶姫このはなさくやひめにお縋りして、その灼然あらたかのお力で少しでも躰のよくなりますようにと、お百度を踏んでおりますので。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
妹姫、木花咲耶姫このはなさくやひめの名にし負う艶麗なるにひきかえて、極めて醜婦であった磐長姫——瓊々杵尊ににぎのみことから恋せられた妹姫の添え物として、父から贈られたこの醜女の磐長姫いわながひめ
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天命の御子のイノチは、岩長姫イワナガヒメの如く、雪ふり風吹けども、永久に岩の如くに栄えませ、また木花咲耶姫コノハナノサクヤヒメの如く、木の花の栄ゆるが如くに栄えませと、咒し奉りしに、岩長姫の醜きを退けて
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)