“遣水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やりみづ50.0%
やりみず50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御尤ごもつともです……あんなに丹精たんせいをなさいましたから……でも、お引越ひつこしなすつたあとでは、水道すゐだうめたから、遣水やりみづれました。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
垣根かきね近邊ほとりたちはなれて、見返みかへりもせず二三すゝめば遣水やりみづがれおときよし、こゝろこゝにさだまつておもへば昨日きのふれ、彷彿はうふつとして何故なにゆゑにものおもひつる
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一口のかけひを引いた遣水やりみずがあって、その傍に草にうずもれた低い家があったのです。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
遣水やりみずの音がする。……
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)