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遣瀬
ふりがな文庫
“遣瀬”の読み方と例文
読み方
割合
やるせ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やるせ
(逆引き)
いよいよ
湧起
(
わきおこ
)
る妄想の
遣瀬
(
やるせ
)
なさに、君江は軽く
瞼
(
まぶた
)
を閉じ、われとわが胸を腕の力かぎり抱きしめながら深い息をついて身もだえした。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
遣瀬
(
やるせ
)
の無い焦燥が全身を駈巡って、心臓が熱く激しく急速度の動悸を打出して来る。同時に頭部が
沸
(
たぎ
)
って来る。続いて眩暈が来る。
三稜鏡:(笠松博士の奇怪な外科手術)
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
彼を思ひ是を思ふに、身一つに
降
(
ふ
)
りかゝる
憂
(
う
)
き事の露しげき
今日
(
けふ
)
此ごろ、瀧口三
衣
(
え
)
の袖を絞りかね、
法體
(
ほつたい
)
の
今更
(
いまさら
)
遣瀬
(
やるせ
)
なきぞいぢらしき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
遣瀬(やるせ)の例文をもっと
(68作品)
見る
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“遣瀬”で始まる語句
遣瀬無
検索の候補
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素木しづ
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作者不詳