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やるせ
ふりがな文庫
“やるせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遣瀬
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遣瀬
(逆引き)
お母さんの言出した話は、それが国の方の姉の噂であるのか、自分の
遣瀬
(
やるせ
)
ない述懐であるのか、よく分らないような調子に聞えた。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし主上の胸中の
遣瀬
(
やるせ
)
なさは益々つのるばかりで、あるとき、古歌の恋歌を
冷泉少将隆房
(
れいぜいのしょうしょうたかふさ
)
を通じて葵の前にお渡しになった。
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
で、
親族
(
しんぞく
)
の
男
(
をとこ
)
どもが、
挑
(
いど
)
む、
嬲
(
なぶ
)
る、
威丈高
(
ゐたけだか
)
に
成
(
な
)
つて
袖褄
(
そでつま
)
を
引
(
ひ
)
く、
其
(
そ
)
の
遣瀬
(
やるせ
)
なさに、くよ/\
浮世
(
うきよ
)
を
柳隱
(
やなぎがく
)
れに、
水
(
みづ
)
の
流
(
なが
)
れを
見
(
み
)
るのだ、と
云
(
い
)
ふ。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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