“嬲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なぶ96.0%
なぶり2.4%
なぶっ0.8%
なぶる0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは紛れもなく何時いつぞや此処ここに迷い込んで、腰元達になぶりものにされた青侍の、見る影もなく痩せさらばえた姿ではありませんか。
ことしは芳之助よしのすけもはや廿歳はたちいま一兩年いちりやうねんたるうへおほやけつまとよびつまばるゝぞとおもへばうれしさにむねをどりて友達ともだちなぶりごともはづかしく
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
誠に気の毒な事じゃ、諭吉さんもとう/\亜米利加で死んで、身体からだしおづけにして江戸にもって帰たそうだなんと、おどすのかひやかすのかソンな事までいって母をなぶって居たと云うような事で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たとえば女を三字集めたかん両男りょうだんの間に女をはさんだなぶる(もっともこれは女のほうより左右さゆうにある男のほうが罪あるに相違ない)、奴(やっこ)、妄(みだる)、奸(みだす)、妨(さまたげる)
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)