“嬲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なぶ95.3%
なぶり2.8%
なぶっ0.9%
なぶる0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“嬲”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その藻草があたかも生温なまぬるい風になぶられるように、波のうねりで静かにまた永久に細長い茎を前後にうごかした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
往来の両側には名物うんどん、牛肉、馬肉の旗、それから善光寺もうでの講中のビラなどが若葉の頃の風になぶられていた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「いやかい? いやんなって来たのかい私が。知ってるよ、いやなのは! そう云いな。何故だましてるんだ? どうして私をなぶりもんにしてるんだよ!」
ダミアの唄はなぶり殺しと按撫あんぶとを一つにしたようなものなのだ。
巴里の唄うたい (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
おどすのかひやかすのかソンな事までいって母をなぶって居たと云うような事で、れも時節がらで我慢してだまって居るよりほか仕方しかたがないとして居ながら
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たとえば女を三字集めたかん両男りょうだんの間に女をはさんだなぶる(もっともこれは女のほうより左右さゆうにある男のほうが罪あるに相違ない)、奴(やっこ)、妄(みだる)、奸(みだす)、妨(さまたげる)、妖(わざわい)、妬(そねむ)、婪(むさぼる)、嫉(ねたむ)のごときは悪い意味である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)