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廿歳
読み方 | 割合 |
はたち | 96.2% |
はたちのとし | 3.8% |
ことしは
芳之助もはや
廿歳今一兩年經たる
上は
公に
夫とよび
妻と
呼ばるゝ
身ぞと
想へば
嬉しさに
胸をどりて
友達の
嬲ごとも
恥かしく
するとその時に
廿歳になっていた
忰の友太郎も、
親父が行くならというので
艫櫓を受持ってくれたから吾輩、ホッと安心したよ。
老夫筵の
端に坐し酒を
視て
笑をふくみ
続て三
盌を
喫し
舌鼓して大に
喜び、さらば
話説申さん、我
廿歳二月のはじめ
薪をとらんとて
雪車を
引て山に入りしに