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忰
ふりがな文庫
“忰”の読み方と例文
読み方
割合
せがれ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せがれ
(逆引き)
二十二三の
忰
(
せがれ
)
に八十の老爺、その二人だけの家内といふのが氣になるわけなのに、それをすら好條件の一個條に仲人はあふりたてた。
「郭子儀」異変
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
謡曲
(
うたひ
)
が済む頃になると、
其家
(
そこ
)
の
忰
(
せがれ
)
が蓄音機を鳴らし出す。それがまた奈良丸の
浪花節
(
なにはぶし
)
一式と来てゐるので、
迚
(
とて
)
も溜つたものではない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お絹お常のまめまめしき働きぶり、幸衛門の
発句
(
ほっく
)
と塩、神主の
忰
(
せがれ
)
が新聞の取り次ぎ、別に変わりなく夏過ぎ秋
逝
(
ゆ
)
きて冬も来にけり。
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
忰(せがれ)の例文をもっと
(100作品+)
見る
忰
漢検1級
部首:⼼
7画
“忰”を含む語句
小忰
憔忰
世忰
忰奴
“忰”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
島崎藤村
南方熊楠
徳冨蘆花
泉鏡花
長谷川時雨
二葉亭四迷
薄田泣菫
作者不詳