“忰”の読み方と例文
読み方割合
せがれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十二三の忰(せがれ)に八十の老爺、その二人だけの家内といふのが氣になるわけなのに、それをすら好條件の一個條に仲人はあふりたてた。
「郭子儀」異変 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
謡曲(うたひ)が済む頃になると、其家(そこ)の忰(せがれ)が蓄音機を鳴らし出す。それがまた奈良丸の浪花節(なにはぶし)一式と来てゐるので、迚(とて)も溜つたものではない。
お絹お常のまめまめしき働きぶり、幸衛門の発句(ほっく)と塩、神主の忰(せがれ)が新聞の取り次ぎ、別に変わりなく夏過ぎ秋逝(ゆ)きて冬も来にけり。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)