“発句”のいろいろな読み方と例文
旧字:發句
読み方割合
ほっく70.5%
ほつく26.2%
ほく1.6%
はっく1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初雪やこれが塩なら大儲おおもうけ——という発句ほっくを作った奴があるが、あの鯱なんぞは、全部が本物だから大したものじゃないか、がんりき
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
発句ほつくは十七音を原則としてゐる。十七音以外のものを発句と呼ぶのは、——或は新傾向の句と呼ぶのは短詩と呼ぶののまされるにかない。
発句私見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
発句ほく案ずる事諸門弟題号の中より案じいだす是なきものなり、余所よそより尋来たずねきたればさてさて沢山成事なることなりといえり、予が云、我『あら野』『猿蓑さるみの』にてこの事を見出したり
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)