“ほっく”の漢字の書き方と例文
語句割合
発句100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこへ行くにも矢立てを腰にさして胸に浮かぶ発句ほっくを書き留めることを忘れないようなところは、風狂を生命とする奇人伝中の人である。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ことに俳諧から発句ほっくというものが独立するようになってから、ほとんど専門的に景色を諷詠する文学が興って来るようになりました。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
我この言を聞いて思ひ見るに、こは田打たうちを春の季としたるが始めにて、後に畑打をも同じ事のやうに思ひ誤りたるならんか。連歌れんが発句ほっくにも
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)