“大儲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおもう66.7%
おおもうけ16.7%
おほまう8.3%
おほまうけ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初雪やこれが塩なら大儲おおもうけ——という発句ほっくを作った奴があるが、あの鯱なんぞは、全部が本物だから大したものじゃないか、がんりき
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
慈善と教育との美名のもとに弱い家業の芸人をおどしつけて安く出演させ、切符の押売りで興行をすれば濡手ぬれてあわ大儲おおもうけも出来る。
吉三郎は仲間では三下さんしただが、あの牙彫の手形を手前のところから見付けて持つて行くと、急に頭領かしらの株を狙つて、拔荷の大儲おほまうけを一人占めにしようといふ大望を起したのさ
そして売地うりち貸家かしやふだを見てすぎ度々たび/\なんともつかず胸算用むなざんようをしながら自分も懐手ふところで大儲おほまうけがして見たいと思ふ。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)