“頭領”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしら72.2%
とうりょう16.7%
おかしら5.6%
とうりやう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だまれ。いつ頭領かしらから籠城の用意をしろとおふれがでた。しかも、夜が明けしだいに、裾野すそのへ討ってでるしたくのさいちゅうだわ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとかれらの頭領とうりょうは、なお自分の引込みを冗談でかざることを忘れなかった。かれが足を引いておじぎをしたり、接吻を投げたりすると、みんなは笑った。
「それッ、頭領おかしらをうたすな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小賊せいぞくかずして、すなはかたなつてゆびつてたまぬすむや、ゆびよりくれなゐいとごとほとばしりぬ。頭領とうりやうおもてそむけていはく、於戲痛哉あゝいたましいかな
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)