“刀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かたな28.2%
とう27.5%
もの16.9%
がたな9.2%
やつ4.9%
メス4.2%
たう2.8%
2.8%
ナイフ1.4%
たち0.7%
(他:2)1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“刀”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかも、こしのあたり、屋根のやぶれをもれる光線こうせんに、チカッと光るのはかたなこじりではないか。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諭吉ゆきちは、そのまえに、大小だいしょうかたなぽんずつをのこして、あとはぜんぶりはらってしまいました。
コロヽホルムをがせてこれを殺して、れからその医師が光りかがやとうとってグット制すと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
むかし支那に丁蘭といふ孝行息子があつた。はやく母親に死に別れて、なつかしさのあまり自分でとうをとつてその姿を彫刻した。
他の一人 いや、手前こそ、お邪魔になるところへ小長いものを突き出しておって、不調法をつかまつりました。平に御勘弁を。
稲生播磨守 (新字新仮名) / 林不忘(著)
耳や、片腕を、斬り落して、生かしておくのも勝手だし、なぶり殺し、胴試しに、職業のものでためされても、文句はいえない。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——しばらく経つと、奥の方から跫音がして来た。やがて彼の前に、取次の小侍とも見えぬ青年が、がたなで立ち現れ、
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あおくなって、中間ちゅうげんが、奥へ告げると、八十三郎はがたなで、つかつか出て来た。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
赤くなった黒木綿の紋付にがんどう頭巾、お約束の浪人姿が、どきどきするような長いやつを引っこ抜いて立っている。女はにっとして戸をしめると、
長いやつを一本ぶっ込んだまま、玄蕃を見上げて、相変らず美しい顔を笑わせている。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と異常に熱してきた空気の中で、法水の解析神経がズキズキ脈打ち出した。そして、靴型の疑問に縦横のメスを加えるのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
が、筆は我ながらメスより鋭く、双の乳房を、驚破すわ切落したように、立てていた片膝なり、思わず、どうと尻もちをいた。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
拳銃や、トルコ刀や、ヤタガンと云ふ曲つたたうや、匕首ひしゆなんぞの種々な形をしたのが、その男の前に積み上げてある。
不可説 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
ゆきつかねたやうですが、いづれも演習行軍えんしふかうぐんよそほひして、眞先まつさきなのはたうつて、ぴたりとむねにあててる。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わからんのう、ながげて短くしたのを揚身あげみといふ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
——いやもッと覚悟をかれたのは、とたんに、田子六郎左衛門の影が、袖ダスキを結んで、道誉のうしろから、をさげて、ツツとこっちへ歩いて来たことだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と無口な學士にしては、滅多と無い叮嚀な説明をして、ガチヤン、肉叉フオークナイフを皿の上に投出し、カナキンの手巾ハンケチあわただしく口のまはりを拭くのであツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
と言つて、その儘ナイフを取つて外皮かはをむき出した。
やつこ降らずとも、もはらその國をことむけし横刀あれば、このたちを降さむ。
ここに八十建に宛てて、八十膳夫かしはでけて、人ごとにたち佩けてその膳夫かしはでどもに、誨へたまはく、「歌を聞かば、一時もろともに斬れ」とのりたまひき。
金目貫きんめぬき白鮫巻しらさめまきの短いを差し、黒染くろぞめの絹の袖には、白く、三ツおうぎの紋所が抜いてあった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母に非ざればはものの指をおとすを知らず
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)