“山刀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
やまがたな66.7%
なた20.0%
さんとう6.7%
やまかたな6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猛獸まうじうふせ用意よういの、山刀やまがたなをのふるつて、あはや、そのむねひらかむとなしたるところ
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
りょうしは何事なにごとこったのかとおもって、山刀やまがたなってして、そこらを見回みまわりました。
忠義な犬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
念を押しながら飛びこんで、蛾次郎がじろうれ木の火をちらし、山刀やまがたなをぬいて半助の縄目なわめをぶっつり切った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鍛冶倉は上から押しつぶそうとのしかかる、金蔵は跳ね起きようともがく途端に、手に触れたのは鍛冶倉の腰にさしていた山刀やまがたな
その道具だうぐの長さ四尺斗りの手槍てやりあるひ山刀やまがたな薙刀なぎなたのごとくに作りたるもの、銕炮てつはう山刀をのるゐ也。
登山をあきらめて引きかえすころは、濡鼠ぬれねずみになってしまう、猟士は山刀なたを抜いて白樺の幹の皮を上に一刀、下に一刀きずつけ、右と左の両脇を截ち割ってグイとくと
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
みんなは、今年も野原を起して、畠をひろげてゐましたので、その朝も仕事に出ようとして農具をさがしますと、どこのうちにも山刀なた三本鍬さんぼんぐは唐鍬たうぐはも一つもありませんでした。
狼森と笊森、盗森 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
みんなは、今年も野原を起して、畠をひろげていましたので、その朝も仕事に出ようとして農具をさがしますと、どこのうちにも山刀なた三本鍬さんぼんぐわ唐鍬とうぐわも一つもありませんでした。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
四人の、けらを着た百姓たちが、山刀なた三本鍬さんぼんぐは唐鍬たうぐはや、すべて山と野原の武器を堅くからだにしばりつけて、東のかどばつた燧石ひうちいしの山を越えて、のつしのつしと、この森にかこまれた小さな野原にやつて来ました。
狼森と笊森、盗森 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
四人の、けらを着た百姓ひゃくしょうたちが、山刀なた三本鍬さんぼんぐわ唐鍬とうぐわや、すべて山と野原の武器をかたくからだにしばりつけて、東のかどばった燧石ひうちいしの山をえて、のっしのっしと、この森にかこまれた小さな野原にやって来ました。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その男は、背中にけものの毛皮をつけ、足にわらじをはき、こしに大きな山刀さんとうをさして、猟師りょうしのようにも見えましたが、なんだか、ひとくせありげなようすでした。
長彦と丸彦 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
馬はおどろいてとびあがり、男はおこって、山刀さんとうをぬいてとびかかってきました。
長彦と丸彦 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
雪車につみて縛つけ山刀やまかたなをさしいれ、ひくきしたがつて今来りたる方へ乗下のりくだりたるに、一束いつそくの柴雪車よりまろおち