“猟師”のいろいろな読み方と例文
旧字:獵師
読み方割合
りょうし78.2%
れふし9.1%
かりうど5.5%
かりゅうど5.5%
さつを1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青笹村大字糠前ぬかのまえの長者の娘、ふと物に取り隠されて年久しくなりしに、同じ村の何某という猟師りょうしる日山に入りて一人の女にう。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
猟師れふしこれを見れば雪を掘て穴をあらはし、木のえだしばのるゐを穴にさし入れば熊これをかきとりて穴に入るゝ、かくする事しば/\なれば穴つまりて熊穴の口にいづる時槍にかくる。
猟師かりうどの家につかへ、をさをさ猟のわざにもけて、朝夕あけくれ山野を走り巡り、数多の禽獣とりけものを捕ふれども。つらつら思へば、これまことおおいなる不義なり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「猟にあぶれた猟師かりゅうどが、鉄砲をかついで、山道を帰って来る時、高い木の梢で、ああ啼かれますと、猟師はおこれて来るそうでございます」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「山の辺にい行く猟師さつをは」(巻十・二一四七)等の「に」と同じである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)