“かりうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猟人59.5%
狩人21.4%
猟夫7.1%
猟師7.1%
獵人4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その泉のぢきそばに、ある若い猟人かりうどが寝てゐました。三人はそれとは気がつかないでにこ/\よろこんで水を浴びてゐました。
星の女 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
私は、もしや野牛が忍び寄りはしないか、或は狩人かりうどや密獵者に發見されはしないかといふ漠然とした恐怖を感じた。
おれは、今日限り、猟夫かりうどは止める。もう一生鉄砲はたない。信次、お前はその子猿を大事に飼つてやれ、俺はこの母猿を裏の墓場へ叮嚀ていねいにお葬式をしてやる!」
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
酉陽雑俎いうやうざつそいふ熊胆ゆうたん春はくびり、夏ははらに在り、秋は左の足にあり、冬は右の足にありといへり。こゝろみ猟師かりうどにこれをとひしに、くまきもは常にはらにありて四時しじ同じといへり。
山里やまざとを、汽車きしやなかで、ほとんとりこゑかなかつたかれは、何故なぜか、谷筋たにすぢにあらゆる小禽せうきんるゐが、おほき獵人かりうどのために狩盡かりつくされるやうなおもひして、なんとなく悚然ぞつとした。それ瞬時しゆんじで。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)