“猟夫”のいろいろな読み方と例文
旧字:獵夫
読み方(ふりがな)割合
かりゅうど35.3%
りょうし17.6%
かりうど11.8%
さつお11.8%
りょうふ11.8%
さつを5.9%
ハンター5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“猟夫”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓6.2%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
山深く迷い入った猟夫かりゅうどが、暗い岩蔭にうそぶいて立つ奇怪の𤢖をれば、銃を肩にして早々に逃げ帰る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しか猟夫かりゅうどが此の様子を見て居りはせぬかと絹川の方を眺めますれど、只水音のみでございまして往来は絶えた真の夜中でございます。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
猟夫りょうしといっても、南部のいのししや、信州の熊に対するような、本職の、またぎ、おやじのおすではない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところで、鳥博士も、猟夫りょうしも、相互の仕事が、両方とも邪魔にはなるが、幾度いくたびも顔を合わせるから、逢えば自然と口を利く。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昔、紀州きしうの山奥に、与兵衛よへゑといふ正直な猟夫かりうどがありました。
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
なれど「れぷろぼす」は、性得しやうとく心根こころねのやさしいものでおぢやれば、山ずまひのそま猟夫かりうどは元より、往来の旅人にも害を加へたと申す事はおりない。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その夜、津の茅原かやはらの父親と、和泉いずみ猟夫さつおの父とが頭を垂れて、姫のひつぎの前に坐っていた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
和泉の国の猟夫さつおは土手下にころがり落ちてこれも胸の深部に、背にまでやじりき抜かれて、息はすでになくなっていた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
黙らっしゃい。要らぬ匿い立てとは何を申すか! よしんば当院に逃げ込んだがまことであろうと、窮鳥きゅうちょうふところに入る時は猟夫りょうふもこれを殺さずと申す位じゃ。
窮鳥きゅうちょうふところに入れば猟夫りょうふもこれを殺さぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
鼯鼠むささびぬれもとむとあしひきのやま猟夫さつをにあひにけるかも 〔巻三・二六七〕 志貴皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
やまにい猟夫さつをおほかれどやまにもにもさを鹿しかくも 〔巻十・二一四七〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
この鼻の良い恋の猟夫ハンターは、若い尼の態度に、多少のおそれとうたがいはあるにしても、少しも自分を嫌う様子の無いことを早くも見て取ったのです。
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)