猟夫りょうふ)” の例文
旧字:獵夫
要らぬ匿い立てとは何を申すか! よしんば当院に逃げ込んだがまことであろうと、窮鳥きゅうちょうふところに入る時は猟夫りょうふもこれを殺さずと申す位じゃ。
窮鳥きゅうちょうふところに入れば猟夫りょうふもこれを殺さぬ。怖気おじけたり臆病おくびょうな人も、他に信じてかかればおそるることがなくなる。僕はこの一時の経験により、自分の心理状態に一大改革をたように思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)