“狙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねら88.3%
4.4%
ねらい3.3%
ねらひ1.1%
ねろ1.1%
0.8%
0.3%
うかが0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「構はないとも、ねらはれてるのは聟だらう。その聟が此處に居るんだもの、平次がう附いてゐるほど確かなことはないぢやないか」
ところが、太史慈たいしじは、稀代な騎乗の上手であった。尾側びそくけいろうとすると、くるりと駒を躍らせて、こっちの後ろへ寄ってくる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遊女おいらんは気がせいたか、少しねらいがはずれた処へ、その胸に伏せて、うつむいていなすった、鏡で、かちりとその、剃刀の刃が留まったとの。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いきほひじようじて、立處たちどころ一國一城いつこくいちじやうあるじこゝろざしてねらひをつけたのは、あらうことか、用人ようにん團右衞門だんゑもん御新造ごしんぞ、おきみ、とふ、としやうや二十はたち
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いつもこそこそと拙者をつけねろうておるくせに、なぜ今ここへこうに躍り立って、いさぎよく弦之丞へ名乗りかけぬか。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
畜生め、若い時は、一手ひとて、手裏剣も心得たぞ——とニヤニヤと笑いながら、居士が石を取ってったんです。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後人母猴もこうなまりまたいよいよ訛って獼猴みこうとす。猴の形、胡人こひとに似たる故胡孫こそんという。『荘子』にという。
フルトヴェングラーの「パルジファル」は、これも天下一品的なもので、ストコフスキーほどの業師わざしでもその境地はうかがい得ないだろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
タレタ冬ノ街衢カラ獣血ニソマル
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)