“獼猴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びこう50.0%
みこう16.7%
さる16.7%
ミコウ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸天これを見てを説いていわく、〈瞋恚しんい闘諍間、中において止むるべからず、羝羊ていよう婢とともに闘い、村人獼猴びこう死す〉と。
後人母猴もこうなまりまたいよいよ訛って獼猴みこうとす。猴の形、胡人こひとに似たる故胡孫こそんという。『荘子』にという。
今の汝をそれに比べば獼猴さるの如くに劣りなんと答ふるに、天神はまた栴檀せんだんの木の頭尾もとすえ知れざるものをいだして、いづれのかたの根のかたにていづれのかた樹梢こずえの方ぞ、く答へよ、と問ひなじりぬ。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ソノ後、海内一ニスルコト三年、又モ獼猴ミコウ(さる)ノゴトキ者、天下ヲカスムルコト三十余年、始メテ、大凶変ジテ一ゲンニ帰セム
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)