“瞋恚”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しんい90.9%
しんに3.6%
いかり1.8%
じんゐ1.8%
はらたて1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“瞋恚”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]16.7%
哲学 > 仏教 > 各宗13.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と——その頃から、瞋恚しんいの人の胸にも似る乱れ雲は、まだ春寒い如法闇夜へ、ポツリ、ポツリと、冷たい雨をこぼしてきた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、内心、貂蝉ちょうせんに溺れている董卓にも、それに瞋恚しんいを燃やしている呂布にも、胸を傷めていた折であった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貪欲どんよくながく尽き、瞋恚しんに永く尽き、愚痴永く尽き、一切のもろもろ煩悩ぼんのう永く尽くるを、涅槃という」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
然るに此の山寺に来てやゝ一年目の今年の三月に入り、わが気力の著じるく衰へ来りしより以来このかた、彼の馬十の顔を見る毎に、怪しく疑ひ深き瞋恚しんにの心、しきりに燃え立ちさかりて今は斯様かうよと片膝立つる事屡々しば/\なり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼は裂けるばかりに瞋恚いかりのまなじりをあげて、霹靂はたたがみの落ちかかるように叫んだ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
玉藻はしずかに見返った。その美しいまなじりには少しく瞋恚いかりを含んでいるらしかった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
千人の生命を断たんと瞋恚じんゐの刀をひつさげし央掘魔あうくつま所行ふるまひにも似たらんことを学ばせらるゝは
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
『大方等大雲経』には三万八千の竜王仏説法を聴くとあり、『経律異相』四八に、竜に卵生・胎生・湿生・化生の四あり、皆先身瞋恚はらたてこころまが端大たんだいならずして布施を行せしにより今竜と生まる