“瞋恚怨念”の読み方と例文
読み方割合
しんいおんねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞋恚怨念しんいおんねんの炎のうちにあった。昼時鳥ひるほととぎすの啼きぬくこの山道にかかっても、彼のこめかみは、安土退去以来の血が太くつきあげたまま、いまなお決してしずまってはいないのであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)