“霹靂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
へきれき88.4%
はたたがみ8.1%
かみなり1.2%
なりはため1.2%
はたゝがみ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“霹靂”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 個人伝記1.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
押鐘津多子おしがねつたこ——その名は事件の圏内に全然なかっただけに、この場合青天の霹靂へきれきに等しかったであろう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なんでも、その職人が、うっかり水だか湯だかを漱石にひっかけたので、漱石は霹靂へきれきの如き一喝を浴びせたのだそうである。
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)
世はむかしの常闇とこやみにかえったかと思われるばかりに真っ暗になって、大地は霹靂はたたがみに撃たれたようにめりめりと震動した。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と見るや否や隠者の翁は、さそりに刺されたやうに躍り上つたが、早くも肌身につけた十字架くるすをかざいて、霹靂はたたがみの如くののしつたは、
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
——と見るまに、天の一角にあたって、霹靂かみなりが鳴り、電光がはためき、ぽつ、ぽつ、と痛いような大粒の雨かと思ううち、それも一瞬で、やがて盆をくつがえすような大雷雨とはなってきた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど幸いに之は短く、僅かに一間半ほど行くと、又も立って歩まれる丈の広さと成った、余は暫く立って、若しや塔の底から何かの物音が聞えはせぬかと耳を澄して居たが、此の時、又も強い雷が霹靂なりはためいて、爾して何所から聞えるか知らぬけれど
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
たまたまに我や旅行き、行きなづみ振さけ見れば、妻と来てつつしみ仰げば、あなかしこ照る日もわかず、暮れゆけば雲巻き蔽ひ、霹靂はたゝがみはためくさへに、稲光さをの火柱、火ばしらの飛ぶ火のただち、また、とどろ雹ぞ飛びたる。