“逐”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
92.7%
ちく1.9%
おい1.1%
1.1%
0.8%
おお0.4%
おは0.4%
おわ0.4%
きそ0.4%
やら0.4%
(他:1)0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“逐”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語10.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
伝吉はたちまち枡屋ますやわれ、唐丸とうまるまつと称された博徒松五郎まつごろう乾児こぶんになった。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
魯の昭公は上卿じょうけい季平子きへいしを討とうとしてかえって国をわれ、亡命七年にして他国で窮死きゅうしする。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それは反感と好奇心とで一杯になつた十三丁目の重三が、遠くの方から平次の調べをちく一見て取つた上、一と足先に奉公人達の身許調べに飛んで行つたのです。
卯平うへいもとより親方おやかたからうち容子ようすやおつぎの成人せいじんしたことや、隣近所となりきんじよのこともちくかされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
女はまさしく寂照が三河守定基であった時においいだした其女であった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もっとも滑稽物や何かで帽子を飛ばして町内中おいかけて行くと云ったような仕草しぐさは、ただそのままのおかしみで子供だって見ていさえすれば分りますから質問の出る訳もありませんが、人情物、芝居がかった続き物になると時々聞かれます。
中味と形式 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
春秋の、日と夜と平分ヘイブンする其頂上に当る日は、一日、日の影をうて歩く風が行はれて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女は、自身の声に、目が覚めた。夢から続いて、口はナホ夢のやうに、語をうて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その後うとう惰弱に流れ、虚栄は募る、物質欲が増長して、安逸許りを求めて、自己の修養などは、とんと忘れて了いました。
職業の苦痛 (新字新仮名) / 若杉鳥子(著)
變りし世は隨意まゝならで、せる都には得も行き給はず、心にもあらぬ落髮をげてだに、相見んとこがれ給ふ妻子の恩愛は如何に深かるべきぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
しばらく言い合ったが、お庄はかくおおせないような気がした。そしてたもとで顔ににじみ出る汗を拭きながら、黙って裏口の方へ出て行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
二号にがうおくれ三がうおくれとおはれる有様ありさま、それでも同益社どうえきしやでは石橋いしばし身元みもとを知つてるから強い督促とくそく
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
預けた金は受戻す、戻した金は使果す、この上は国元へ頼遣たのみやった別途の金の到着するのを、写真を膝に指折るばかり、淀文へも存じながら無沙汰したが、その十日ほどに白魚しらおは椀をおわれて、炙物やきものの端に粒の蚕豆そらまめが載る時となった。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
又韓非子が五蠧篇に於て人の道徳的觀念が、經濟上の變遷により、自ら相異ある者なるを論じ、「マルサス」の人口論に似たる口調もて人口の増加を述べ、人生は畢竟競爭なりと斷じ、古今を一括して「上古は道徳に競ひ、中世は智謀にきそひ、當今は氣力に爭ふ」となしたるは、既に國際聯盟などの空想に過ぎざるを知るに足るべし。
韓非子解題 (旧字旧仮名) / 小柳司気太(著)
ここに伊耶那岐の大御神、いたく忿らして詔りたまはく、「然らば汝はこの國にはなとどまりそ」と詔りたまひて、すなはち神逐かむやらひにやらひたまひき二四
人の家の子としてはこの上なく貴い兄みこと妹みことが、つまどひの末、兄は宮を追ひヤラはれる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)