“逐々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ありありて50.0%
おひ/\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄様あんまが、逐々ありありて戻り来しぞ。のう、おむがしやのう。……まず、久々の挨拶じぎをなされ。兄様あんま、お身もお君になんぞ話をしてやってたもい。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……されば、逐々ありありて戻り来しか。来る年も来る年も待ちったが、冥土の便宜びんぎ覚束いぶせしないか、いっこう、すがたをお見されぬ。今もいま、ばば刀自とじ愚痴かごというていた。……ああ、ようまあ戻り来しぞ。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
フム、ぢやア逐々おひ/\女がかせいで野郎は男妾をとこめかけツたことになるんだネ、難有ありがたい——そこで一つ都々逸どゝいつが浮んだ『わたしヤ工場で黒汗流がし、ぬしは留守番、子守歌』は如何どう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)