“逐天”の読み方と例文
読み方割合
ちくてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清楽なんぞやるやつは国賊だとなった。勝川の窓は宵から締めないと石が降り込んだ。で、いつの間にか窓が閉って家の中の人も逐天ちくてんしてしまった。
が、翌日瀬沼兵衛の逐天ちくてんした事が知れると共に、始めてそのかたきが明かになった。甚太夫と平太郎とは、年輩こそかなり違っていたが、背恰好せいかっこうはよく似寄っていた。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いづくともなく逐天ちくてん致いた。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)