“背恰好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せかっこう57.9%
せいかっこう31.6%
せいかつかう10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
した、同じ背恰好せかっこうの、しかも顔まで同じ人が、ほかにいるとも思えませんし、また僕が起きながら夢を見ていたとも考えられませんからね
暗黒星 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その瞬間、泉原はてっきりその女をグヰンだと思った。しかしそれはあやまりで、背恰好せいかっこうや顔立は見違える程似ているが、全くの別人であった。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
白粉おしろいべつたりとつけてくちびる人喰ひとくいぬごとく、かくてはべにやらしきものなり、おりきばれたるは中肉ちうにく背恰好せいかつかうすらりつとしてあらがみ大嶋田おほしまだしんわらのさわやかさ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)