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背恰好
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せいかっこう
ふりがな文庫
“
背恰好
(
せいかっこう
)” の例文
その瞬間、泉原はてっきりその女をグヰンだと思った。
然
(
しか
)
しそれは
過
(
あやま
)
りで、
背恰好
(
せいかっこう
)
や顔立は見違える程似ているが、全くの別人であった。
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
物腰から
背恰好
(
せいかっこう
)
、声の調子、ちょいとした癖まで、妙に平次に似ているのと、時々平次でなければならない事をするので、噂が次第に根強い疑いになり
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その潜り戸から
跳
(
おど
)
り込んだ二人、小倉の袴に朱鞘に覆面、
背恰好
(
せいかっこう
)
とも、忠作の家で金目の
葛籠
(
つづら
)
を奪って裏口から悠々と逃げた強盗武士そのままの男であります。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
が、翌日瀬沼兵衛の
逐天
(
ちくてん
)
した事が知れると共に、始めてその
敵
(
かたき
)
が明かになった。甚太夫と平太郎とは、年輩こそかなり違っていたが、
背恰好
(
せいかっこう
)
はよく似寄っていた。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
日野さんのその坊っちゃんという人の
容貌
(
かおかたち
)
背恰好
(
せいかっこう
)
を話して戴けまいかという私の頼みに応じて、茂十さんの話してくれたのは、私の逢ったあの少年と寸分の違いもない背恰好容貌
逗子物語
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
見受けるところ年の頃は道庵とほぼ近いし、気のせいか
背恰好
(
せいかっこう
)
もあれに似たところがある。それを見ると木口親分もグッと気を入れたが、安直が思わず膝を進ませ
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
恰
漢検準1級
部首:⼼
9画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“背”で始まる語句
背後
背
背負
背中
背丈
背戸
背嚢
背向
背景
背馳