“秘”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
かく43.1%
ひそ33.3%
16.9%
ひそか2.2%
0.9%
0.9%
しま0.9%
こっ0.4%
つつ0.4%
ひめ0.4%
ペルー0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その四巻の古目録というのは、一名絵目録ともいって、上泉伊勢守が自筆で、新陰流の太刀を、絵と文章で書いたものであった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ソレハ妻ガコノ日記帳ヲカニ読ンデ腹ヲ立テハシナイカトイウヿヲ恐レテイタカラデアッタガ、今年カラハソレヲ恐レヌヿニシタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
さぞ、お驚きのことと思いますが、し隠して置くわけにはいきません。利七さんは、大阪でこんなことになッてしまいました。
自らその罪を責めて、甘んじてくべき縲紲を、お鶴のために心弱り、よりむしろつらい、身を暗黒に葬ったのを、に知るは夫人のみ。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恐いに守らしておきもしようし、真暗な森で包んであろうも知れず、地獄谷とやら、こんな恐い音のする、その立山の底にくしてあるものもあろう。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「では、実験をする事にしようかな。昨夜、此の室にっそり侵入したものがあって、その時眼の膜がどうして落ちたかと云う……」
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そこで先ず、貸したように、預けたように、余所の蔵にってありますわ。ところが、それ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして、風精の紙片を貼り付けた——三つあるうちの中央のを、そりと閉めたのだったよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
宮は唯胸の車輪などのるやうに覚ゆるのみにて、誠にもにもすべきを知らざりき。彼は犯せる罪のはざるを悟れる如き恐怖の為に心慄けるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
時の流れのようにやかに流れて行くばかり……五十尺……百尺……二百尺……三百尺…………。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
のぼるものはだれぞ。南部のいずれの地にか目を楽しませる風景をかくしているのか、見つからずして思わず笑うも、笑うべき山もない。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)