“秘蔵娘”のいろいろな読み方と例文
旧字:祕藏娘
読み方割合
ひざうむすめ50.0%
ひぞっこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一に年齢としちがせゐもあつたが、和上は学者で貧乏を苦にせぬ豪邁がうまい性質たち、奥方は町家の秘蔵娘ひざうむすめひまが有つたら三味線を出して快活はれやか大津絵おほつゑでも弾かう
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
だから、そのおじょうさんなんざ、年紀としも違うし、一所に遊んだ事はもちろんなし、また内気な人だったとみえて、余り戸外そとへなんか出た事のない人でね、かたく言えば深閨しんけいに何とかだ。秘蔵娘ひぞっこさね。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)