“豪邁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうまい84.6%
がうまい15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天資豪邁ごうまい、将来この地において我らの統率者たるべき英偉の資質をもってこの夭折ようせつを見たることは我らの痛嘆措かざるところ
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
豪邁ごうまい、英気、またれなほど御自尊のつよい天皇ではあらせられたが、ときにより御反省もなくはない——。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一に年齢としちがせゐもあつたが、和上は学者で貧乏を苦にせぬ豪邁がうまい性質たち、奥方は町家の秘蔵娘ひざうむすめひまが有つたら三味線を出して快活はれやか大津絵おほつゑでも弾かう
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
その豪邁がうまいの気象がおもられるではないか。かう云ふ人物の綱宗に仕へて、其晩年に至るまで愛せられてゐた品と云ふ女も、恐らくは尋常の女ではなかつただらう。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)