つつ)” の例文
旧字:
宮は唯胸のうち車輪くるまなどのめぐるやうに覚ゆるのみにて、誠にもいつはりにもことばいだすべきすべを知らざりき。彼は犯せる罪のつひつつあたはざるを悟れる如き恐怖おそれの為に心慄こころをののけるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)