“秘訣”のいろいろな読み方と例文
旧字:祕訣
読み方割合
ひけつ97.7%
こつ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突き止めてこの聖者から、世にもまれな幸福の秘訣ひけつを奪い取るか、でなければ、それが偽物であるのを観破して私の夢を安らかにしい。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
茶漬ちゃづけには、熱湯を少しずつ注いだ濃い目のものを用いるのがよい。しかし、抹茶まっちゃ煎茶せんちゃにしても、最上のものを用いることが秘訣ひけつだ。
鮪の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
あの辺へ行って道庵先生と聞けば子供でも知っているのだよ……それから、あの先生にお頼み申すにはね、秘訣こつがあるのだよ、その秘訣を知らないと先生は来てくれないからね
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)