“抹茶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まっちゃ90.0%
ひきちゃ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶漬ちゃづけには、熱湯を少しずつ注いだ濃い目のものを用いるのがよい。しかし、抹茶まっちゃ煎茶せんちゃにしても、最上のものを用いることが秘訣ひけつだ。
鮪の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
弁信法師も、お茶の手前の一手や二手は心得ているに相違なく、手振てぶりも鮮かに一椀の抹茶まっちゃを押戴いて、口中にあおりました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
茶の進化は概略三大時期に分けられる、煎茶せんちゃ抹茶ひきちゃおよび掩茶だしちゃすなわちこれである。われわれ現代人はその最後の流派に属している。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
茶の進化の三時期——とうそうみんの時代を表わす煎茶せんちゃ抹茶ひきちゃ淹茶だしちゃ——茶道の鼻祖陸羽——三代の茶に関する理想——後世のシナ人には
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)