“手振”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぶり62.5%
てぶ25.0%
てふり8.3%
てぶら4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁信法師も、お茶の手前の一手や二手は心得ているに相違なく、手振てぶりも鮮かに一椀の抹茶まっちゃを押戴いて、口中にあおりました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たいへんほがらかな、可愛かわいい娘さん達なので、喜んで、一緒に写真をとったり名刺めいしもらったり、手振てぶり身振りで会話をしたりしました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
手振てふり足拍子可笑おかし
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
たてに取サアい汝等片端よりひねり殺して呉んずと身構たれども手振てぶらにて何の得物えもののなきを付込惡者共は聲々に人の來ぬ間に打殺せと先に進みし一人が振揚ふりあげかゝる息杖いきづゑを飛違へさまもぎ取て手早く腋腹ひばら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)