“てぶら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徒手50.0%
手振25.0%
空手25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、徒手てぶらで行くのが面白くないんで、其うちの事とはらなかで料簡をさだめて、日々にち/\読書に耽つて四五日すごした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たてに取サアい汝等片端よりひねり殺して呉んずと身構たれども手振てぶらにて何の得物えもののなきを付込惡者共は聲々に人の來ぬ間に打殺せと先に進みし一人が振揚ふりあげかゝる息杖いきづゑを飛違へさまもぎ取て手早く腋腹ひばら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
女はうごかない。腰を掛けた儘、箒やハタキの在家ありかを聞く。三四郎は、たゞ空手てぶらたのだから、どこにもない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)