“からて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空手91.3%
唐手4.3%
徒手2.2%
空拳2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし主人があれほど懇望こんもうしているのを、空手からてで帰るのも心苦しいので、彼はいろいろ思案の末に先方の頼みをきくことに決めた。
半七捕物帳:27 化け銀杏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唐手からてを知って居るんだ。見ろ、この柱を。へこんで居るずら。これは、二階の客人がちょいとぶん殴って見せた跡だよ。
老ハイデルベルヒ (新字新仮名) / 太宰治(著)
だが、徒手からてではどうしようもないのだ。後醍醐へ近づく望みなどはもう思いもよらない。このうえはただ、大覚ノ宮の安否だけをたしかめて、またの時節を待つとしよう。それしかない。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、資産、権勢、閨閥ひきなども、空拳からてでよく築き上げられます。時には、親譲りのこれらのものが、運命開拓に却って邪魔になることさえあります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)