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閨閥
ふりがな文庫
“閨閥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けいばつ
87.5%
ひき
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいばつ
(逆引き)
いろいろの
手蔓
(
てづる
)
を求めては、美しい女を狩り集めて来て、
利
(
き
)
き
所
(
どころ
)
利き所の諸侯へ勧めて、その側室とすることによって、一種の
閨閥
(
けいばつ
)
を
形成
(
かたちづ
)
くった。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
藩論
区々
(
まちまち
)
にわかれ、武官文官の抗争があり、それに
閨閥
(
けいばつ
)
や党派の対立もからまって、荊州は今や未曾有な動揺をその内部に蔵していたからである。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
閨閥(けいばつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひき
(逆引き)
また、資産、権勢、
閨閥
(
ひき
)
なども、
空拳
(
からて
)
でよく築き上げられます。時には、親譲りのこれらのものが、運命開拓に却って邪魔になることさえあります。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そのほか、祖先や両親、親族等から与えられる生活上のいろいろの便宜、例えば資産、権勢、
閨閥
(
ひき
)
等もまた、浮世のいわゆる運命をある程度まで支配することがあります。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
閨閥(ひき)の例文をもっと
(1作品)
見る
“閨閥”の解説
閨閥(けいばつ)とは、外戚(妻方の親類)を中心に形成された血縁や婚姻に基づく親族関係、又はそれから成す勢力、共同体、仲間などを指す。もともとは中国語で「閨」の意味は夜、寝るための部屋のこと。婚姻は政略結婚も含み、政界、財界、官界さらには王室、貴族に属す一族が自身や血族の影響力の保持および増大を目的に、婚姻関係を用いて構築したネットワークを門閥(もんばつ)と呼ぶこともある。
ここでは便宜上門閥も含めた広義の閨閥について解説する。
(出典:Wikipedia)
閨
漢検1級
部首:⾨
14画
閥
常用漢字
中学
部首:⾨
14画
“閨”で始まる語句
閨
閨房
閨秀
閨門
閨戸
閨中
閨室
閨技
閨衣
閨閣
“閨閥”のふりがなが多い著者
佐々木邦
吉川英治
山本周五郎
国枝史郎
岡本かの子