“閨秀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいしゅう90.9%
けいしう4.5%
をんな4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久保氏夫人よりえさんは、落合直文門下の閨秀けいしゅう歌人として知られた方で、娘時代から鏡花先生の愛読者であった関係から親交があったのです。
泉鏡花先生のこと (新字新仮名) / 小村雪岱(著)
たとひこれが閨秀けいしうたるの説明をなしたるのちも、吾人一片のじやうを動かすを得ざるなり。婦人といへどもまた然らむ。卿等けいらは描きたる醜悪の姉妹に対して、よく同情を表し得るか。恐らくは得ざるべし。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これがかの夕日ゆうひもり名高なだかく、としわか閨秀をんな樂師がくしのなれのはてであらうとは!
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)