“齢”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
よわい42.2%
とし41.6%
よはひ9.2%
3.2%
れい1.6%
よわ1.1%
よは0.5%
ヨハヒ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“齢”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日本文学2.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記2.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
月のよわいを数える場合には、満月を処女として、それから逆算して、いわゆる「新月」をたけたりとしなければなりません。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
けだし、人が老いてますますさかんなのは、むろん例外で、あるよわいをすぎれば、心身ともにおとろえていくのみである。
死刑の前 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)
次ぎにわが同盟国英国皇帝の御誕生が一八六五年、即位が一九一〇年、治世が七年、おとしが五二歳。これを一緒にすると、
「誠に面白かつた。見惚みぼれに気惚に底惚か。としに在ると云ふのは、これは大きにさうだ。齢に在る! 確に在るやうだ!」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
たとひ三百歳のよはひを保ち、楽しみ身に余ると云ふとも、未来永々の果しなき楽しみに比ぶれば、夢幻ゆめまぼろしの如し。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此年榛軒二十七歳、柏軒二十一歳、長十七歳であつた。蘭軒の姉正宗院は六十歳になつた。榛軒の妻勇のよはひは不詳である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
長人ナガビトを、其処の住民と考へる外に、大きくも、小くも、此土の人間の脊丈と余程違うた人の住みかとも考へたらしい。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
わがけたるを、夜深く覚ゆると言ふ懸け詞でもなくて、而も気分だけはやはりそれに這入つてゐる。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「まこと、この光圀は、ひとのかたちをそなえぬうちに、闇から闇へ、ながれ去る身であった。——それがいま六十五れいにふしぎな生涯ではあった」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天満てんまのお屋敷で伺いましたので。はい、常木様がおっしゃいました。伝書鳩を古く使ったのはたしかからちょうれいが元祖じゃ、一八郎が初めではないと」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百年のよわいは目出度めでたく難有ありがたい。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その帝釈山の拝領の茶室、無二庵むにあんに隠遁する一風宗匠は、よわい百二十いくつ、じっさい奇蹟の長命で、柳生藩のことなら先々代のころから、なんでもかんでも心得ているという口をきく百科全書です。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鈴虫はふりいでてなく声のうつくしければ、物ねたみされてよはひの短かきなめりと点頭うなづかる。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まだ初霜は置くまじきを、今年は虫のよはひいと短かくて、はやくに声のかれ/″\になりしかな。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
(大空から)或は海のあなたから、ある村に限つて富みとヨハヒとその他若干の幸福とを齎して来るものと、その村々の人々が信じてゐた神の事なのである。