“齢”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
とし42.6%
よわい41.5%
よはひ9.2%
3.1%
れい1.5%
よわ1.0%
よは0.5%
ヨハヒ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
与十という男は小柄で顔色も青く、何年たってもをとらないで、働きも甲斐なそうに見えたが、子供の多い事だけは農場一だった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
身延の対岸の帯金村に四十五日を送った後に、故郷の丸畑へ帰ったのが寛政十二年十二月末で、上人のはその時八十三歳であった。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夫れ春水杏坪共に古稀を超へたり、頼氏固より長寿也、襄にして自愛せば其五十三齢に猶十年若くは二十年を加へ得べかりし也。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
長人を、其処の住民と考へる外に、大きくも、小くも、此土の人間の脊丈と余程違うた人の住みかとも考へたらしい。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「まこと、この光圀は、ひとのをそなえぬうちに、闇から闇へ、ながれ去る身であった。——それがいま六十五にふしぎな生涯ではあった」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百年のいは目出度難有い。然しちと退屈じゃ。も多かろうが憂も長かろう。水臭い麦酒を日毎に浴びるより、舌を焼く酒精を半滴味わう方が手間がかからぬ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まだ初霜は置くまじきを、今年は虫のひいと短かくて、はやくに声のかれ/″\になりしかな。くつわ虫はかしましき声もかたちもいと丈夫めかしきを、しかにおとろへ行くらん。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
(大空から)或は海のあなたから、ある村に限つて富みととその他若干の幸福とを齎して来るものと、その村々の人々が信じてゐた神の事なのである。此神は、空想に止らなかつた。