“御年齢”の読み方と例文
読み方割合
おとし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アアそうですか。よろしい。承知しました」と女教師の旦那は、心やすい調子で、三吉から種々いろいろ聞取った後で言った。「橋本さんなら、私も御見掛申して知っています。御年齢おとし何歳いくつ位かナ」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「貴方の足に出来ている肉腫は珍らしい大きなものですが……当病院の標本に頂戴出来ませんでしょうか。無論お名前なぞは書きませぬ。ただ御年齢おとしと病歴だけ書かして頂くのですが、如何いかがでしょうか……イヤ。大きに有り難う。それでは……」
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)