“御年貢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おねんぐ75.0%
ごねんぐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御年貢おねんぐ皆済目録、馬籠宿駅印鑑、田畑家屋敷反別帳たんべつちょう、その他、青山の家に伝わる古い書類から、遠い先祖の記念として残った二本のやり
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
信州の御料所から御年貢おねんぐの金が七千両来た、役所へ預けて改めて御金蔵へ納めるのだ、その時おれに番人を兄貴が言いつけたから番をしていると、可六が言うには
もっとも牢名主へは其の前夜、明日あすは誰々が御年貢ごねんぐということを知らしたものでございます、そうすると牢名主の指図で、甲の者がおめしになります時は
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もちなさらうと云思召おぼしめし成んと云ければ重四郎は否々いや/\その樣におなぶり成るゝな我等如き浪人らうにん者誰がむこに取ませう何樣どのやうな所でも先でいれてさへくれれば夫にいとひは御座らぬと云にお勇然樣さやうならば女はどうでもよいと仰しやいますか夫成ば只今一けん御座ります其家は間口まぐち十三間奧行おくゆき二十五間田地は十石三御年貢ごねんぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)