“おねんぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御年貢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾州藩でも決して黙ってみちゃいない。ごらんな、馬籠の村のものが一同で嘆願して、去年なぞも上納の御年貢おねんぐを半分にしてもらった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
『今日は御年貢おねんぐを納めるやうにツて、奥様おくさんおつしやりやして——はい、弟の奴も御手伝ひに連れて参じやした。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かねて馬籠の村民一同が嘆願した上納御年貢おねんぐの半減も容赦され、そのほかにこの際は特別の場合であるとして、三月には米にして六十石、この金高百九十両余がほどを三回に分け
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)