“何歳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくつ85.3%
なんさい8.8%
いつ2.9%
ナンボ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村長は四十何歳いくつという分別盛りの男で村には非常な信用があり財産もあり、校長は何時いつもこの人を相談相手にしているのである。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
見られ下谷山崎町家持五兵衞せがれ五郎藏其方とし何歳なんさいになるやまたさいはあるかと尋ねらるゝに五郎藏はひよくりと天窓あたまあげじろ/\四邊あたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
返來へんじをさへうちとけてひしことはなく、しひへばしさうな景色けしきるおたみきのどくさかぎりなく、何歳いつまでも嬰兒ねねさまでいたしかたが御座ござりませぬ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ンガオド何歳ナンボだバ。ワイのナ今歳コドシ二十六だネ。なにわらふんダバ。ンガ阿母オガあねダテ二十歳ハダヂしたヲドゴたけアせ。だけアそれほどチガはねエネ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)