“景色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けしき93.0%
けいしょく3.5%
けいしよく1.6%
ありさま0.4%
かしき0.4%
けはい0.4%
げしき0.4%
ル・ベザージュ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあとで常陸さんはあちらこちらと伴われて行った良人おっとの任国の話をし、陸奥むつ浮嶋うきしまの身にしむ景色けしきなども聞かせた。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
いへのうちにゐて、その内外ないがい樣子ようすむといふところから、景色けしきうたうまれてるのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
時候はよし、四方の景色けいしょくはよし、木蔭こかげ石灯籠いしどうろうの傍などに、今の玩具を置いて其所そこに腰打ち掛けて一服やっている。
筆をって書いていても、魏叔子ぎしゅくし大鉄椎だいてっついでんにある曠野こうや景色けいしょくが眼の前に浮んでくる。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
絶大の景色けいしよくに対する時に詞句全くつくるは、即ち「われ」の全部既に没了しさられ、恍惚としてわが此にあるか、彼にあるかを知らずなり行くなり。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
東京にゐる頃にはさうも思はなかつたが、住むでみると奈良は景色けいしよくがよく、景色けいしよくがよくないところにはきまつて古蹟があつて、遊ぶには恰好な土地だなと野尻氏は思つた。
無学なお月様 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ホモイはちょっとその動物園どうぶつえん景色ありさまを考えてみて、たまらなくおもしろくなりました。そこで、
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
すなわちこれは夕暮に際して特に眼をひいた花の景色けはい、花の風情を愛でたものとみればよろしい。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それはもはや、あるかなきかの遠い夢景色げしきだった。
景色ル・ベザージュとは、人間セ・レタ・ダアムの心状態である」といつたスヰスの詩人アミエルの名句は、まさしく此處へ來て味はふことが出來る。
山岳美観:02 山岳美観 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)